非常用発電機負荷運転とは?
手動発電の防災用品を例にあげると・・・
【無負荷運転】
ラジオもライトも点灯せず、ハンドルを回すと軽く回ります。
【負荷運転】
ハンドルは重くなります。
非常用発電機も同様で、発電機本体(モーター)に負荷がかかれば重くなります。
当然エンジンもそれに負けじと力を出さなければ、モーターが重くなるので止まってしまう可能性があります。
非常時、消防設備が一斉に稼働し、発電機に急激な負荷がかかっても、設計通りの出力を出せるか運転性能を確認する点検です。
低コスト・短時間での負荷運転が可能に
従来までの負荷試験機は、大型で重量もあるためトラックでの搬入や大掛かりな点検スペースが必要としていました。また、施設側の停電など必要 となり作業時間も長時間に及び、作業員も最低でも5名程度を必要とした為、負荷運転点検費用も非常に高額となっていました。
現在は、小型軽量化した最新の負荷運転装置を使用する為、オペレーターを含め1~2名の人員と2時間程度の作業時間による実施が可能となりましたので、低コスト・短時間での非常用発電機の負荷運転実施が可能となりました。
※大型施設、高圧発電機の場合はトラック型での負荷運転となり人員や時間は異なります。